安易に借金をしないこと

毎日の生活、毎月の支払い日には「お金が足りない」と感じる瞬間があります。
そのようなときには、収入の範囲内でやりくりをするということが大前提になりますが、最近では簡単に借金をしてお金を借りることができるようになっています。 そのため、少しの額の不足分を補充するために一時的な借金をして、再び収入があるときにその借金の返済するということを繰り返している方もおられます。 もちろんお金を借りること自体が悪いわけではありません。
消費者金融や金融機関も商品としてお金を融資していますので、借りる側もサービスの利用と位置付けて、そのような借入サービスを利用することができます。 しかしながら、お金を借りて借金するということには怖さも伴っています。 借りているうちにだんだんお金を借りること自体に抵抗が少なくなっていき、気付いたら毎月借りるようになっている。 または、借金の額が少しずつ増えていくという状態になっていることもあります。
借金の金額が少しずつ増えているならば、それは収入の範囲内で生活できていないことになってしまいます。 そのような生活を維持していくと、収入に対しての支出が多いため、次第に借りているお金の額が増えて積もっていきます。 そのような状態に気づいたなら少しでも早く修正して、借金をしない生活に戻らなければなりません。
支出を減らしたり、所得を増やすことを考える
もし生活費が足りないという現象が起きているのであれば、毎月の出費について見直してみてどこを切り詰めることができるか考えてみることができます。
食費に関して、実はもう少し切り詰めることができるかもしれませんし、外食の機会を減らすことができる場合もあります。 定期的に利用しているサービスで、毎月自動的に引き落とされるものがあるなら、それらを本当に継続する必要があるか考えてみる必要があります。
ある場合には生活費の不足分を補うために収入を増やす方法について考えることができると思います。 家族で協力して世帯収入を増やすことができる場合も少なくありません。
毎日の生活での節約を心がけることによって、仮に収入が思うように増えない場合でも、資力の範囲内で生活することを学べます。 借金をしてお金を借りることに慣れていくと、その先には深刻な問題が待ち受けています。 多重債務に陥る方の多くも、最初は些細な気持ちでお金を借りたという場合が少なくありません。 今の時点で家計の収支について調整を図ってください。
借金返済が辛かった
結婚した当時、旦那は会社員として働いていました。
特別お給料が良かったわけではありませんが、夫婦二人が生活して行くには問題がない額です。 しかし私が妊娠したのと同じ位に会社の業績が悪くなってしまって、ボーナスがカットされてしまいました。
お給料もだいぶ減ってきました。 マンションを買っていたのと、旦那が結婚する前に自分の好きな車をローンで購入していてどちらもボーナス払いを設定していたので、その借金が払えなくなってしまいました。
私も妊娠して仕事は出来ないし、毎月の支払いもボーナス払いとは別にあるし、何回か妊婦検診も行けなかった事がありました。 現在みたいに検診の無料券もなかったので、毎回お金を払う事になっていたために、生活が大変で、検診にお金を使う余裕はありませんでした。
見るに見かねて私の実家がローンの肩代わりをしてくれて、支払いは毎月の光熱費くらいになったので、問題なく生活が出来る様になりました。 今では実家に毎月少しずつ借金を返済しています。 あの時実家が助けてくれなかったら、破産していました。 旦那も私も本当に感謝しています。
今思うとあんな思いは二度としたくはないし、あれ以来ボーナス払いは怖くて設定していません。 長く借金の返済にかかっても毎月均等払いの方が、万が一のとき何とかなると経験しましたから。
今はわずかですがボーナスが出る会社に転職して何とか生活が出来ていますが、あの時は思い出しただけでも涙が出てきます。
会社のボーナスをあてにするな
この件で分かったことは、借金の返済でボーナスをあてにしてはいけないという事です。
ボーナスは会社の業績に連動をするので、会社の業績が悪化してしまうとボーナスカットが行われます。 今後、高額な物を購入する場合でもボーナス払いはしないようにしようと思っています。
あと、今は借金返済で手が一杯で貯蓄は出来ていませんが、今の支払いを終えたら少しずつでも毎月貯金をしていこうと思っています。 やっぱり、蓄えがあると安心できるし、いざという時に借金をしなくて済みますからね。 貯金をするという事は、安心を買う事なんだと思います。